Pocket

IPアドレスの設定とDNSの設定をWindowsバッチを使って設定する方法をご紹介します。

スポンサーリンク

使用コマンド

IP変更には「netsh」コマンドを使用します。

Netsh は、ローカルまたはリモートで表示または実行中のコンピューターのネットワーク構成を変更することができるようにするコマンド ライン スクリプト ユーティリティです。 パラメーターを指定せずに使用されるnetsh Netsh.exe コマンド プロンプトを開きます \ 

情報源: Netsh コマンドの構文、コンテキスト、および書式設定 | Microsoft Docs

使用オプションについてはDOS画面にて「/?」を入力することでヘルプを参照できます。

 netsh /?

 

IPアドレスの設定

IPアドレス、デフォルトゲートウェイ、サブネットマスクを固定で指定する方法です。

それぞれの内容は下記となってます。

 ・netsh interface ipv4 set add ・・・ IPV4の設定をします。

 ・name=”イーサネット” ・・・ コントロールパネルのネットワーク接続に表示されるイーサネットの名前を指定します。(ここがローカルエリア接続などになってたらバッチのこの部分を変更します。下図参照)

 ・source=static ・・・ IPを固定アドレスにします。DHCPの場合は「static」を「dhcp」にします。

 ・addr=”192.168.100.1″ ・・・ IPアドレスを入力します。今回は「192.168.100.1」に設定しています。

 ・mask=”255.255.255.0″ ・・・ サブネットマスクを入力します。今回は「255.255.255.0」に設定しています。

 ・gateway=”172.16.100.254″ ・・・ デフォルトゲートウェイを入力します。今回は「192.168.100.254」に設定しています。

DHCP設定の場合は下記だけで設定できます。

ちなみに「@echo off」は以降のコマンドをDOSに表示しなくなるコマンドです。

DNSの設定

IPアドレスの設定と同様「netsh」を使用します。

それぞれの内容は下記となってます。

 ・netsh interface ipv4 dns ・・・ dnsの設定をします。

 ・name=”イーサネット” ・・・ 上記IPアドレスの設定と同様です。

 ・source=static ・・・ 固定アドレスにします。DHCPの場合は「static」を「dhcp」にします。

 ・addr=”192.168.1.1″ ・・・ dnsサーバのアドレスを入力します。今回は「192.168.1.1」に設定しています。

 ・register=primary ・・・ 優先dnsサーバに登録します。

代替dnsサーバも登録する際は下記となります。

3行目の「192.168.1.2」が設定されます。

dnsサーバに接続できない環境などでは下記エラーが発生します。

「構成された DNS サーバーが正しくないか、存在しません。」

このエラーは発生しても設定自体はできておりますが、気になる場合は「validate=no」を追加することで表示させなくできます。

以上でIPアドレスとDNSの設定は完了です。

次回はこのバッチファイル応用して、CSVファイルから各PCにIPアドレスを設定する方法をご紹介予定です。

よかったらそちらも見ていって下さい。

 

10/2 追記

 CSVファイルから各PCにIPアドレスを設定する方法をアップしました。

 設定一覧リストを使ってIPアドレスを自動設定

Pocket

スポンサーリンク